高麗グリーン / 高麗芝

日本特有の高麗芝で作られたグリーンのこと。

ベントグリーンと大別できる。

ベントに比べて高麗芝はボールの転がりが重く速度が遅くなる。
グリーンの質としては一般的に低いとされる。

初心者のは重いグリーンの方が大きなミスが少なくなると思われる。
が、初心者はどちらのグリーンもそれ程区別が出来ないであろう。
その日のグリーンを早く把握することが必要条件である。

芝目

芝生は普通どちらかに傾いて生えるもので水の流れる方向や日の差す方向などに芝目ができる。
打つ方向と同じ場合「順目」、反対は「逆目」という。
また、芝目は 芝の刈り方にも影響されるようである。

芝目の読み方は何度もコースに出る事で把握するしかない。
順目と逆目の判別は芝の色の濃淡で出来る。
色が薄い場合は順目で濃い場合は逆目である。
グリーンに上がる際に意識して見ておけば直ぐに判断できる。

初心者は芝目を読むことは容易ではないが、2~3ホール回る間に何となくでも把握できるようにしよう。
そしてパッティングではピンに近づけることだけに集中して距離感を掴むことが上達の近道である。
パッティングはセンスである、距離感を掴むことはすなわちセンスを磨く訓練にもつながるはず。

順目

ボールの進行方向に芝目が向いている場合のこと。
芝目がボールの転がりを妨げることなく良く転がり、結果として早いラインになる。
どれくらい早いかと言うと芝の刈り方やグリーンの乾き方といったコンディションにも依るのでプレイしてみて初めて把握できるものである。
初心者にはつらいがグリーン上では早く距離感を掴むことを優先させよう。

しかも下りのラインとなるとその転がりは想像以上になるであろう。
もはや、初心者の対応できる範囲ではない。

逆に自分の方に芝目が向いている状態は 逆目で 遅いラインになる。

スライスライン

パットが左から右に曲がる場合にスライスラインのパットだと言う。
スライスラインの要因はアンジュレーションや芝目との組み合わせで成り立つ。
逆に、右から左に切れればフックラインのパット言うことになる。
和製英語である。

初心者はラインを読んだり速さを読むには経験するしかない。
何度もコースを回りいろんなグリーンの情報を頭にインプットすることがスコア縮小のカギである。

ターフ

芝生のことでアイアンショットでボールの先の芝生を削り取ることを「ターフを取る」という。
プロのトーナメントでは良く見る光景だが、素人はなかなかターフは取れない。
ターフを取ったつもりがただのダフリと言うことはよくあること。

ターフを取れるとバックスピンをかけることが可能になる。
逆を言えばターフを取れるくらいのスイングでなければバックスピンをかけることは難しい。
ダウンスイングの際にダウンブローがしっかり出来ればターフを取ることもバックスピンも夢ではない。

英語ではDivotを取るという表現になる。