ワンオン

ショートホールのティショットでボールがグリーンに乗ること。
パーオンとも言える。
英語では、on (the) green in regulation という。

初心者も通常4ホールあるショートホールで1ホールくらいはワンオンさせたいものだ。
その為には適切なクラブ選択と、そして基本に忠実なゆったりとしたスイングが必要である。

距離とアンジュレーションに問題がなければ1~2番手の大き目のクラブでハーフスイングすることも良いだろう。
フルスイングはミスショットに繋がりがちだから初心者は避けたほうが良いだろう。

正しいスイングと正確な距離感であればワンオンを狙えるはず!

ローカルルール

JPGの正規の規則以外で、ゴルフ場ごとに決められたルール。
コンペなどに適応されることがあるローカルなルールのこと。

OBやロストボールの際の前進2打罰・4打罰などが最も一般的なローカル・ルールである。

ローカルルールの多くがプレイの進行をスムーズにするためのものが多く、初心者はこのローカルルールに助けられることも多いはずである。
上手く100切りに役立てて欲しいものだ。

ロストボール

紛失球のこと。
プレー中のボールが見つからない場合がロストボールである。

打ってから5分以上ボールが見つからないとロストボールと見なされる。

ベストショットがちょっとラフにずれた時に紛失することもあり、ショックが大きく次のショットに引きずることもある。
不運もあるがそれはそれと割り切ってプレイしなければならない。

プレーの進行上で見失ったあたりや最寄のフェアウェーにボールをドロップして打つなどのローカル・ルールもある。
その場合は通常2打罰を加える。

アドレスの注意点

初心者にありがちなネガティブなイメージでアドレスに入ることは絶対にしてはいけないこと!
そのイメージがそのままスイングに反映されてしまいます。

アドレスに入るルーチンとして以下の注意点を意識するように練習場で繰り返して身に付けてください。
慣れてくれば無意識にできるようになります。
また、アドレスに関してどうしたらいいのか頭が真っ白になる時がくると思います。
そんな時は冷静に一度深呼吸をしてこの注意点を思い出してください。
swing_adress_s

【アドレスの注意点】
ボールの後ろに立ち、線をイメージします。
その線と肩のラインが並行になるようにして立ちます。
そのまま正面を見た時に目線とボールと目的地点を結ぶラインは直角になるはずです。

まずは左手でクラブを構えます。
次にクラブのフェイスをボールを合わせます。
この時、ファイス部分が目的地点を向くように、つまりボールと目的地点を結んだ線と直角にセッティングします。

ドライバーの場合はボールが左足踵の位置に来るように立ちます。
グリップエンドが左手が左足太ももの辺りになります。
adress

両足は肩幅に広げます。
ピンと背筋を伸ばします。
頭は背筋に沿って真っ直ぐ正面を見ます。
adress3
胸を張ったまま、腰骨の部分から上半身を前に倒します。
お辞儀をするような感じです。
両膝を軽く曲げます。
adress6
両膝を曲げる際にお尻をちょっとだけ突き出すイメージを持ってください。
最後に両腕の力を抜いて下におろします。
adress7
この状態がアドレスとして理想的な形です。
最後まで胸を張って背筋を伸ばした状態で両肘はしっかり伸ばしてください。
両膝はスイングが安定するまではスイング中ずっと軽く曲げたままになるように意識してください。

上記内容は練習場でしっかり身に付けてください。
実際のコース上ではそれほど時間をかけるわけにはいかないので、最小限のポイントを意識してください。
もちろん上記内容は守っていることが条件です。

    要チェックポイント!

  • 【力が入っている個所】
  • 左手の小指・薬指・中指
    右手の親指・人差し指・中指
    両膝・両腿内側
    両足親指

  • 【クラブフェイス】
  • フェイス面は目的地方向を向いている
    クラブのソール面は地面に平行にくっついている。

  • 【イメージ】
  • 顔を絶対に動かさない意識を持つ。
    ゆっくりテイクバックして、理想的なフィニッシュまでをイメージする。
    ボールが真っ直ぐ飛ぶポジティブなイメージを持つ。

総括~初心者の為に~

みなさんがゴルフを身近に感じることが出来るのはプロのトーナメントがテレビの放映されるようになったからだと思います。
しかも、土曜日と日曜日のお昼過ぎからのまったりとした時間で、中にはビールを飲みながら観戦されている方々も多いのではないでしょうか?
20年前はゴルフはお金持ちのスポーツでとてもサラリーマンには手が出せない遊びでした。
それがバブル時代になるとゴルフ人口が増えだしてプロのトーナメントのテレビ放送も増えてきました。
バブル崩壊後もゴルフフィーが大幅に下がりサラリーマンに門戸がさらに広がりました。
今やゴルフ人口がひと頃の3倍に増えて、ゴルフ評論家は1億人に迫ろうかとしているのではないでしょうか?(笑)

この気楽なゴルフトーナメントのテレビ観戦が若干の誤解が生まれだしたのですね。
みなさんはプロが果敢にグリーンを狙う姿ばかりを見てゴルフはこうあるべきと勘違いされているのです。
どんな状況でもバーディーを狙い、ボギーを打ちたくない姿に憧れてしまっているのです。
プロだから出来る技術なのに、もしかしたら自分たちにも出来るかもと淡い期待で果敢に攻めのショットをする。
そして撃沈!何度も繰り返し、それでも今度こそはと意気込む。
結果は再度撃沈!

その意気込みとイメージは賞賛します。
だけどその前に技術の向上に努力をしましょう。
プロは1日何百球とボールを叩いてきたのです。
毎日何キロと走り込んできたのです。
それでプロになれたのです。
寝転んでビールを飲み、たまに打ちっぱなしで200球くらい叩いて息を切らしているのとは訳がちがいます。
初心者なりのスコアメイクを考えましょう!

まずは算数の勉強です。
100を切るためにどれくらいの余裕があるか考えます。
パープレイが72だとして〚100-72=28〛で99まで27打の余裕があります。
一つのミスショットで1打だけが加算されるように抑えると仮定したら27回ミスショット出来るわけです。
ミスショットを確実にリカバリーできれば、18ホールで27回もミスが許されるわけです。
9ホールで13回か14回ミスできます。
各ホールで1回はミスショットしてもいいのです。
もう一度確認です。
1ホールで一つのミスショットをしたとして1打増えるとしたとして18ホールで18打プラス。
パープレイの72+ミスショット18で90打。
と言うことは18ホール中で残り9ホールを1打づつミスを許されて99打で100切り完成です。
但し、再度付け加えますがこれには一つのミスショットを1打プラスで済むようにリカバリーショットが必要です。
言い換えますと、1打プラスするつもりでリカバリーして良いのです。
無理してパーオンを狙う必要はありません。
初心者の方はミスショットを取り消そうとしてミスを重ねる負の連鎖を犯していることが多いのです。
全てのホールでパーを狙ってショットをしてませんか?
今一度自分の心に問うてください。

その日のプレイで何度ミスをしたかを意識していくことも良いでしょう。
スコアカードに各ホールでチェックしていくこともお奨めします。
自分のプレイをしっかり記憶することが上達の道にもなります。
ゴルフを感覚でプレイするのもいいでしょうが、感覚がずれた場合に助けになるのはデータです。
過去のデータを引き出してきて救われることは上級者でも結構あるらしいです。
良いことはどんどん真似て上達のきっかけにしてください。

トラブルを最小限に抑える方法でまずは100を切ってみましょう。
パー狙いは次の段階だと意識を切り替えてみてください。
その為にもミスショットをした場合やトラブルに見舞われたら、まずはフェアウェイ真ん中のフラットな場所を目標地点にする勇気を持ちましょう。
ゴルフは上がってナンボ!と有名な言葉もありますよ。

最後にゴルフはメンタルなスポーツと言いますね。
ショットに向かう際には常にネガティブなイメージを頭から削除して、ポジティブな思考でショットに向かってください。
プロのゴルファーはみんな明るい人が多いと感じませんか?
テレビ的なものはあるでしょうけど、元々明るい性格や物事を深く考えない、思考をコントロールできるという人が多いと思います。
そう言えば周りの上級者の人も頭の切り替えが早い人やポジティブな人が多いみたいな気がしますね。
あなたも悪いショットは直ぐに忘れましょう。
そして良いショットだけはいつまでも記憶に残しておいてください。