みなさんがゴルフを身近に感じることが出来るのはプロのトーナメントがテレビの放映されるようになったからだと思います。
しかも、土曜日と日曜日のお昼過ぎからのまったりとした時間で、中にはビールを飲みながら観戦されている方々も多いのではないでしょうか?
20年前はゴルフはお金持ちのスポーツでとてもサラリーマンには手が出せない遊びでした。
それがバブル時代になるとゴルフ人口が増えだしてプロのトーナメントのテレビ放送も増えてきました。
バブル崩壊後もゴルフフィーが大幅に下がりサラリーマンに門戸がさらに広がりました。
今やゴルフ人口がひと頃の3倍に増えて、ゴルフ評論家は1億人に迫ろうかとしているのではないでしょうか?(笑)
この気楽なゴルフトーナメントのテレビ観戦が若干の誤解が生まれだしたのですね。
みなさんはプロが果敢にグリーンを狙う姿ばかりを見てゴルフはこうあるべきと勘違いされているのです。
どんな状況でもバーディーを狙い、ボギーを打ちたくない姿に憧れてしまっているのです。
プロだから出来る技術なのに、もしかしたら自分たちにも出来るかもと淡い期待で果敢に攻めのショットをする。
そして撃沈!何度も繰り返し、それでも今度こそはと意気込む。
結果は再度撃沈!
その意気込みとイメージは賞賛します。
だけどその前に技術の向上に努力をしましょう。
プロは1日何百球とボールを叩いてきたのです。
毎日何キロと走り込んできたのです。
それでプロになれたのです。
寝転んでビールを飲み、たまに打ちっぱなしで200球くらい叩いて息を切らしているのとは訳がちがいます。
初心者なりのスコアメイクを考えましょう!
まずは算数の勉強です。
100を切るためにどれくらいの余裕があるか考えます。
パープレイが72だとして〚100-72=28〛で99まで27打の余裕があります。
一つのミスショットで1打だけが加算されるように抑えると仮定したら27回ミスショット出来るわけです。
ミスショットを確実にリカバリーできれば、18ホールで27回もミスが許されるわけです。
9ホールで13回か14回ミスできます。
各ホールで1回はミスショットしてもいいのです。
もう一度確認です。
1ホールで一つのミスショットをしたとして1打増えるとしたとして18ホールで18打プラス。
パープレイの72+ミスショット18で90打。
と言うことは18ホール中で残り9ホールを1打づつミスを許されて99打で100切り完成です。
但し、再度付け加えますがこれには一つのミスショットを1打プラスで済むようにリカバリーショットが必要です。
言い換えますと、1打プラスするつもりでリカバリーして良いのです。
無理してパーオンを狙う必要はありません。
初心者の方はミスショットを取り消そうとしてミスを重ねる負の連鎖を犯していることが多いのです。
全てのホールでパーを狙ってショットをしてませんか?
今一度自分の心に問うてください。
その日のプレイで何度ミスをしたかを意識していくことも良いでしょう。
スコアカードに各ホールでチェックしていくこともお奨めします。
自分のプレイをしっかり記憶することが上達の道にもなります。
ゴルフを感覚でプレイするのもいいでしょうが、感覚がずれた場合に助けになるのはデータです。
過去のデータを引き出してきて救われることは上級者でも結構あるらしいです。
良いことはどんどん真似て上達のきっかけにしてください。
トラブルを最小限に抑える方法でまずは100を切ってみましょう。
パー狙いは次の段階だと意識を切り替えてみてください。
その為にもミスショットをした場合やトラブルに見舞われたら、まずはフェアウェイ真ん中のフラットな場所を目標地点にする勇気を持ちましょう。
ゴルフは上がってナンボ!と有名な言葉もありますよ。
最後にゴルフはメンタルなスポーツと言いますね。
ショットに向かう際には常にネガティブなイメージを頭から削除して、ポジティブな思考でショットに向かってください。
プロのゴルファーはみんな明るい人が多いと感じませんか?
テレビ的なものはあるでしょうけど、元々明るい性格や物事を深く考えない、思考をコントロールできるという人が多いと思います。
そう言えば周りの上級者の人も頭の切り替えが早い人やポジティブな人が多いみたいな気がしますね。
あなたも悪いショットは直ぐに忘れましょう。
そして良いショットだけはいつまでも記憶に残しておいてください。