リカバリーショットとは?

ドライバーでちょっとでも曲げてしまうと「あっ!」っと声が出てしまいますよね。
ボールの方向へ向かうととんでもない状況が待ち構えていることはもう何度もあるでしょう。
ラフに沈むボールをただ呆然と見つめるなんてことや、斜面の途中に止まるボールを恨めしく見つめることもあるでしょう。

そういう状況の中、あなたはもういろんなリカバリー(トラブル)ショットを経験したと思います。
結果はいかがでしたか?
トラブルがトラブルを生むことになりませんでしたか?
だからトラブルと言うわけですが…。
リカバリーショットがどれほど難しいかはもう分かっていると思います。
たぶん中級者レベルでも50%の確率で失敗しているのではないでしょうか?
何を持って失敗というかは別として、本人のイメージ通りには打ててないのではないでしょうか?

リカバリーショットがなぜ難しいかと言うと通常のアンジュレーションで打てることがないということですね。
ゴルフ場によってはフェアウェイでさえすっごいアンジュレーションで打たなければならないこともありますよね。
そんなゴルフ場のコースではあなたが持っていた自信を根底から覆すスコアを用意していると思います。
10打・20打はあっという間に追加されてしまうのではないでしょうか?
リカバリーショットが続くとそんな難しいコースでラウンドしているのと変わらないイメージになってしまいます。

難しいコースで初心者の方が出来るだけスコアを増やさないでラウンドするかはコースマネジメントしかありません。
230ヤード地点のアンジュレーションが悪く、180ヤード近辺がフラットならば180ヤード辺りを狙いましょう。
フェアウェイが狭ければドライバーを捨てて5番アイアンを持ちましょう。
バンカーが並んでいるコースであれば短めの番手のクラブを手にする勇気と、パンチショット等の自分がコントロールできそうなショットを選択する賢さを持ちましょう。

初心者なのに中級者の方のショットを見て真似て失敗してませんか?
今度こそはと何度も同じことを繰り返して何度も失敗して、尚且つグリーンオンを狙ってませんか?
しかも、最悪なことにあなたはその時のトラブルの状況を覚えようとしない。
なぜなら今後そんな所に打ち込む予定がないからです。
従ってそれを想定した練習もすることがない。
いつもフラットな環境の練習場でベストなショットを打つことだけを願ってフルショットしてますよね。

一度スコアが80台で安定したプレーヤーの方と回った時に「南蛮コースの何打目のショットについて」と質問してみてください。
きっとスムーズな回答が返ってくると思います。
自分の過去のベストショットやトラブルショット・ワーストショットについて記憶している方が多いのです。
その記憶を大事に次のゴルフコースへの材料にしているのです。
練習場でもそのイメージを持ってクラブを振ってます。
次回に同じシチュエーションの場合は絶対に失敗しないぞと強い意志をもっているのです。
一打一打に悔しさを持つ意識が高いのかもしれません。
何となく叩いていてはいつまでたっても上達は期待できないかもしれませんね。

話が横道にそれましたが初心者の内はリカバリーショットは最低限のリカバリーに留めることです。
よりグリーンに近づけたいという意識は次のトラブルを生む原因になりかねません。
100を切れるようになってから挑戦する気持ちを持ってもいいのではないでしょうか?
今はじっと我慢で次打の為にフェアウェイキープの意識だけでショットしてみてください。
その繰り返しが遠回りですが、100切りへの道が見えてくるきっかけを掴んでくれるはずです。
トラブルの場所からグリーンを結ぶ最短のフェアウェイを狙いましょう。
そこへ打つのに少しでも障害物がある場合は真横のフェアウェイを狙ってください。
それでも障害物がある場合は後ろ方向のフェアウェイを選択する勇気を持ってください。
その勇気はきっと中級者や上級者の方には「おぉっ!進化したな。」っと思わせるはずです。
あなたの進化を見せてください。